副業解禁から2年以上が経過していますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
最近では至るところで「副業」という言葉が聞かれるようになりました。しかし、僕の周りの友人などを見てみても、実際に始めている人は少ないなという印象です。
みんな「やりたい・やろうとは思っている」という状態の人が多いですね。
今回は僕なりの視点から改めて「僕たちが今、副業をするべき理由」をお伝えしていこうと思います。
今回の記事を読んで副業をやる決心がつくもよし、別に副業はいいやと思うのもよしですが、副業➡︎独立の経験をしている僕だからこそ伝えられることもたくさん盛り込みましたので、ぜひご覧ください。
お金に困ってなくてもやるべき
まず、副業に興味を持っている人の大前提として「お金に困っている人」が多いはずです。
生活できないわけではないけど、もう少しお金に余裕があれば好きなことや趣味に使えることもできるな…と思っていたり。
また、「そもそも生活すら危うい」という状況の人もいるかと思います。
僕はどちらかと言えば前者で、会社のお給料自体も年収600万くらいはあったので生活には困るほどではありませんでした。
もちろん後者は言うまでもなく副業をして収入を上げるべきですが、僕は前者こそ副業をするべきだと思っています。
お金に困っていないなら副業なんてしなくてもいいんじゃないかと思ってしまいがちですが、お金だけあってもシンプルに楽しくないじゃないですか。
もちろん仕事を楽しむことができればそれでもいいのでしょうけれど、そこまで意識高く日々を過ごせる人は中々いません。
僕なんかは毎日仕事を辞めたいと思っていたタイプなので「生きている実感」があまりありませんでした。
これは20代特有の感情なのかもしれませんが、仕事とプライベートの割合をすごく重要視しているんですよね。
お金があっても時間がなければ人生は楽しくない
僕の父親は既に70歳を超えていて生粋のエリートサラリーマンなのでしたが、そんな父親に「社会人になったらプライベートが全然ないんだけど」と相談したことがありました。
すると、「当たり前だ」と言われたんですよね。
「仕事はそういうものだ」と。
言いたいことはわかる、だけどしょうがないじゃないですか。プライベートも重要視したいんです。
これを上の世代の人に言うと「ゆとり」と捉えられてしまいます。
だけど、これは別にゆとりでも何でもなくて、そういう価値観が多い世代というだけだと思うんですよね。
父親世代は「仕事が全て」という価値観が多くて、その下の世代は「仕事もプライベートも大事」という価値観が多い。
これ以上でも以下でもない。どちらが古くてどちらが新しいとかいう話ではありません。
だから、変に自分の感情にフタをしてしまって生きることは時として僕たちを不幸にします。
我慢はもちろん大事、だけどその我慢の限界点を見極めることはもっと大事。
普通にうつ病で自ら命を断ってしまう人が何人もいますからね。そんなの悲しいじゃないですか。別に生きてさえいれば何でもできますからね。
出来るだけ若いうちに稼ぐべき
あと、もしもお金を稼ぎたいと思うのであれば、できるだけ若いうちに行動に移すべきです。
僕はいつも「感情はナマモノだ」と言っているのですが、感情というものは目に見えないけれど「鮮度」が存在しているんですよね。
例えば、自分より収入の高い同世代を見て「もっとお金が欲しい」という感情が芽生えたとします。
その感情が芽生えてから時間が経てば経つほど、その感情は薄れていってしまうのです。これを僕は鮮度が落ちると呼んでいます。
皆さんも高いお買い物をする時など、最初はすごく欲しかったんだけど、よくよく考えてみたら「やっぱりいらないな」と思って買うのをやめた経験ってありませんか?
それと原理は一緒で、時間が経てば感情の熱量は下がっていきます。
なぜ熱量が下がるのかと言うと、僕たち大人は良くも悪くも現実を見ることができるからです。
子供の頃であれば世間を知らないので、勝ってほしいおもちゃがあればデパートの床で暴れ回ってでも欲しがるじゃないですか。周りの目なんてお構いなし。
でもこれは才能なんですよね。欲しがれることは才能です。
対して大人は現実を知っているので、その感情を打ち消すような論理を持ってきて、自然と自分の感情を押さえつけてしまうのです。
驚くほど自覚がないくらいに、大人はこれを行なってしまいます。
だから、何か欲しいものがあるのであればなるべく早く手に入れましょう。
僕は今26歳ですが、やはり10代の頃と比べると体力が異常に落ちてきたなと思うことが多々あります。
次の日のことなんて考えずに2〜3日寝ずに遊んでた頃のようなエネルギーは今の僕にはありません。感情も体力も時間と共に低下していくことを覚えておいてください。
子供の育つ過程くらい見ておきたい
ここまで「20代で副業をすべき理由」をお伝えしてきましたが、最後に「副業で得られる素敵な未来」のお話をしようと思います。
それは、見える世界が広がるということです。
例えば僕のケースでいくと、もうすぐ子供が生まれるのですが、その子供が育つ過程をしっかりと自分の目で見ることができるんですよね。
これってすごく素晴らしいことじゃないですか。
僕の父親なんかは上述したように仕事一筋人間だったので、僕の成長過程なんてあまり覚えてないと言っていました。
専業主婦が当たり前だった時代なので、母親に家事と育児は任せていたようです。
でもこれって、僕は寂しいなと思ってしまったんですよ。僕は自分の子供が大きくなる過程くらい、この目に焼き付けておきたいと思ったんです。
副業をしてお金に余裕が生まれれば、本業に割く比重も小さくなるはずなので、その分の時間もエネルギーもプライベートに割くことができます。
お子さんがいなくても、今まで彼女にプレゼントできなかった物が買えたり、ちょっといいお店にディナーに行けたり。
欲しいものは欲しいと言ってもいいんです。だって欲しいんですから。そこに嘘をつくことにはあまり意味がありません。
仕事とプライベートの両方を大事にする僕たち世代だからこそ、副業をやるべきだと声を大にして言いたい。
生きたいように生きる為に、最も効率的な手段ですので。