この記事を書いているゆうすけと申します。
副業で電脳せどりに取り組み、
開始半年で月収50万円を超えて独立しました。
現在は物販ビジネスを自動化して
PC1台で完結する働き方を追求しています。
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2016年の夏以降にアマゾンで販売を始めた方には「引当金」というシステムが存在しています。
どういうシステムかと言うと、返品や返金が生じた時の為にアマゾンが販売者の売上金を一時的に留保するシステムのことです。
そしてその留保期間はユーザーへの商品の到着日から1週間となっており、これが中々厄介で、僕も副業時代にキャッシュフローをかなり苦しめられた覚えがあります。
先に言ってしまうと引当金のシステム自体はなくすことはできませんが、幾つかの緩和策はありますので、今回の記事ではその部分をご紹介していきます。
Contents
アマゾンの引当金をなくすことはできない
冒頭でもお伝えしましたが、このシステム自体をなくす方法はありません。新規セラーは受け入れるしかないのが現状です。
そして、この引当金はアカウントのレベルによって変動します。
返金や返品になるケースが多ければ多いほど、アマゾン側から不健全なアカウントと認定されてしまって引当金の比率も多くなってしまうのです。
多い人だと50%を超えるケースもあるので、一律何%とかがわかっていないのも厄介な点ですよね。
ただし、安心してください。
僕もアカウントを開設したのが2018年ですが、普通に今でも引当金がある中で稼ぎ続けていますし、せどりのみで独立もしています。
ここからは具体的な緩和策と対処法になります。
緩和策と対処法
①毎日「振込みをリクエスト」する
最も効果的な方策がこちらになります。
引当金の発生しているアカウントにはこの「振込リクエスト機能」が備わっており、ダメージを最小限にできます。
1.セラーセントラルのホーム上部「レポート」内の「ペイメント」をクリック
2.「決済済み残高」の数字をクリック
3.「振込みをリクエスト」をクリック
4.「今すぐ振り込む」をクリック
5. 1〜4を毎日決まった時間に行う
尚、振込みリクエストは24時間に1回しかできませんので、毎日定時刻にリクエストをする癖をつけてみましょう。
2週間に1回というアマゾンの入金サイクルはリアルビジネスと比較すれば良い方ですが、クレジットなどで仕入れを行う場合は割とキツいです。
しかしこの振込ボタンを駆使することによって、かなりの改善が見込めます。
押した時点での決済情報から引当金を算出し、着金可能な金額を当日反映分でアマゾンが送金してくれます。
ちなみにリクエスト~着金のイメージは下図の通りです。

全てのリクエスト分は通常通り口座着金まで3~5営業日を要する為、例えば1月1日から毎日振込リクエストを押した場合は、1月6日あたりから毎日入金が続くというわけです。
2週間に1度のタイミングで入金があるよりも毎日入金があった方が普通に安心します。
この方法でコツコツ複利で伸ばしていけば、3ヶ月もすれば引当金はそこまで怖いものではなくなります。
②徐々に仕入・販売量を上げていく
これは直接的に引当金を緩和する、というよりはキャッシュフローを改善する方策のようなイメージです。
そもそもですが、「引当金の留保で困る=口座に潤沢な資金がない」ということだと思います。
口座にキャッシュで数千万円もあればキャッシュフローなんて考えずにガンガン仕入れればいいんですけど、普通にそんな人はいませんよね。笑
僕も普通にせどり開始当初は口座残高は10万円とかでしたからね。笑
だとすれば、徐々に口座に引当金の留保分を蓄えていくようなイメージで毎月コツコツせどりを行っていくことがベストです。
いきなりガツンと大きな挑戦をすることは悪いことではないのですが、そうするとひとつの失敗が致命傷になり兼ねないのです。
スノボでも転び方を知らずにスピードを出すと普通にやばいですよね。
ですので、コツコツ仕入れと販売を繰り返していくことで、余剰資金が口座に蓄積されていきキャッシュフローも安定していきます。
参考:Amazonせどりで使う有料ツールは1つだけ│年商4000万円セラーが教えます
③1ヶ月で売り切れる商品だけを仕入れる
副業時代の僕もそうだったのですが、クレジットカードを利用して仕入れを行なっているという人も多いのではないでしょうか。
その場合は、しっかりとモノレートを見て1ヶ月で売り切れる商品だけを仕入れることを心がけましょう。
クレジットの締め日が明けてからすぐに仕入れて1ヶ月以内に商品を売り切れることができれば、引当金があってもキャシュフローが滞ることはありません。
④融資を受ける
転売・せどりで本気で稼ぐ決意ができたら早目に融資を受けることもオススメです。
物販は資金勝負ですし、キャッシュの量は心の安寧に繋がります。
■融資を受けるメリット
・口座にキャッシュがあるので心が落ち着く
・心が落ち着くので冷静な判断ができる
・キャッシュフローで神経を擦り減らさなくて済む
・銀行や公庫との信頼を築くことができる
■融資を受けるデメリット
・実績がないと最初は少額になりやすい
・借りれるまでの手続きが面倒
でも「融資とか言われてもよくわかんないよ」となるのが普通ですし、実際に僕も敬遠していて融資を受けたのは独立してからです。
そもそも「副業では融資を受けられない」と誤解してしまっている方も多いです。
でも普通に副業でも融資は受けられますし、融資は最初は少額でも返済実績が積めればかなり信頼の証にもなりますので、本気で物販やるぞ!と思った方はまず最初に借りておきましょう。
リアルビジネスでは融資を受けて、コツコツ商売をしていって、数年や数十年で返済するというやり方が超一般的ですからね。
ネットビジネスといえどビジネスなので、古くから伝わる黄金ルートに乗っかるのは決して悪いことではないはずです。
引当金が無くせないなら別のことを考えろ
アマゾン転売を行ううえでは、アマゾンという巨大なプラットフォームの集客力と販売力を拝借して売上と利益を手にすることができます。
その中で引当金なんてシステム糞喰らえだ!と荒ぶるのではなくて、仏の心で受け入れていきましょう。
最近ではFBAの手数料もかなり上がってきて殿様商売に見えるかもしれませんが、そもそもルールは作る側の都合が良いようになっているのでしょうがないっちゃしょうがないです。
アマゾンからしたら「引当金がイヤなら使わなくていいですよ」となりますからね…
だからどうにもならないことを考えても無駄なので、僕たちは常に前を見据えて進んでいきましょう。
僕なら、引当金から次のようなことを推測&考察します。
引当金やばい➡︎でも胴元が決めたルールには逆らえない➡︎胴元が一番オイシい➡︎つまり自分が胴元になれるビジネスを作ればいいんだ➡︎大きく稼げる
できることだけやっていけば充分、人生は変わる
この世界には僕たち個人でどうにかできることとそうでないことがあります。
時に、僕たちは考えてもしょうがないことで悩んでしまいがちです。僕も今でも普通にありますしね。
でも考えてもしょうがないことはしょうがないので、僕たちがやるべきことは後者のどうにかできることを考えて進めていくことです。
今回のケースでいくと、考えてもしょうがないことは「引当金をなくすこと」で、考えるべきは「じゃあその中でどう稼ぐか」です。
似たようなケースは幾らでもあって、
例えばですが人は必ず亡くなってしまいますよね。
この「亡くなってしまう」という事実は変えられないけれど、その中で「幸せに生きること」はできるわけじゃないですか。
だからこそ僕たちは生活をより良くしようとお金を稼ぐわけですし、できることを突き詰めていくだけでも僕たちは充分幸せになることができます。
嘆くよりも、今できることを。人生はいつだってこの連続なのですから。
