インターネットを利用した副業で最も成果が出るのが早いと言われている「転売ビジネス」ですが、実際に僕の周りでも結果を出す実践者が増えています。
僕も初心者の頃は簡単に稼げる方法があると信じ込み、バイナリーオプションで致命傷を負ったりもしました。現実は厳しいものでコツコツと取り組んでいくことでしか結果は出ません。
ただ、ここで勘違いしてほしくないのは決して難しくはないということです。
「ワンクリックで」だったり「1日30分」といった魔法のような話はありませんが、やるべきことを正しい方向に努力していくことで確実に稼ぐことはできます。
この記事では実際に僕が月収10万円を達成するまでに意識したことや、テクニック的なお話を全てお話していきます。
地方在住の24歳だった僕でもできたのでご安心を!
Contents
転売ビジネス実践に至るまでの経緯と当時の状況
バイナリーで失敗してから転売ビジネスを選んだ理由
なぜ僕がバイナリーオプションという毛色の違う副業から転売ビジネスへ移行したのか?
それは「簡単に稼げると思ったバイナリーで死にかけて、稼がなければならない状態まで追い込まれたから」です。
つまり転売ビジネスをやりたくて参入したわけではないんですよね。
正直、バイナリーで簡単に人生が変わると思っていました。
インスタでハイブランドの写真ばかり投稿している同世代に憧れバイナリーオプションの高額塾に入りました。
しかし高額塾に入っているにも関わらず周囲の教えを無視して、自己流に走ってしまったことにより思うような結果が出ず無事死亡。
簡単に変わると思っていた人生はそう簡単には変わらないことをここで知りました。
入籍を直前に控えた状態で口座残高がひとけた万円になったところで危機感を覚え、思考の転換を余儀なくされました。
そしてここから転売ビジネスに移行していくのですが、バイナリーに取り組む前から実は転売の存在は知っていました。
ただ、「やれば稼げそうだけど、コツコツやるのはダルい。人生一発逆転っしょ。」と思っていたので敬遠していました。
しかし当時の僕は全財産の150万円を失って結婚も控えていたので、しのごの言っている余裕なんてなかったんですよね。
やるしかない。
そして、勝てるかもわからない勝負に挑み続けて精神疲労を起こしていた僕の目に転売ビジネスはとても魅力的に移りました。
こうして僕はバイナリーという投資の世界から堅実な転売ビジネスへ足を踏み入れることになります。
バイナリーで高額ツールを買って学んだこと
僕がバイナリーで致命傷を負ったことは教訓です。
世間一般からしたらこれは失敗なのかもしれないけれど多くのことを僕は学ばせて頂いたと今では思っています。
その中でも強く思うのは「稼げていない状態での自己流は身を滅ぼす」ということです。この教訓を転売ビジネスに落とし込んだことで結果を出せたとも思っています。
今であればメンター(指導者)の言うことは初心者時代であれば宗教レベルで言うことを聞きますね(笑)
稼げていない時点での自分の考えって本気であてにならないんですよ。僕は150万円を失うまで気づけませんでした・・・
部活でも全国常連校の指導者の教えと、地区予選敗退の実績しかない自分の理論のどちらを信じるべきかといえば言わずもがな前者ですよね。
加えて言うなれば、今であれば確実に最初からコンサルを申し込むと思います。
塾で簡単に成果を出す人もいますが僕はそんなに優秀ではなかったのでマンツーマンに近い指導の方が合っていました。
パーソナルトレーナー等と一緒で、確実に成果を出したいのであれば指導者のより近い場所へ行くべきです。
皆さんは残された限りある時間を無駄にしないようにご注意ください。
参考:副業のバイナリーで致命傷を負った僕が転売をオススメする理由
月収10万円の達成までに要した期間と作業量
僕が月収10万円を達成するまでに要した期間とその後の推移は以下の通りです。
開始2ヶ月:月収10万円突破
開始3ヶ月:月収30万円突破
開始6ヶ月:月収50万円突破
こうして見ると比較的スピード感を持ってこれたと思いますが、当時の僕はマイナス150万円からのスタートだったのであまり稼いでいる実感はありませんでした(笑)
独立を意識し始めたのは副業で50万円を稼ぐことができてからでしたが、もう少し早く決断しても良かったかなとも思っています。
転売ビジネス実践時の当時の状況
当時の僕は商社で営業職として勤務しており1日のタイムスケジュールは以下の通りです。

8〜21時で本業を終え、深夜に副業タイムで1日の睡眠時間は3〜4時間という鬼畜みたいなスケジュールを1年近くこなしていました。おかげで一生下痢でした。
昼休みは営業車に積み込んだ荷物をヤマト運輸に駆け込んで発送し、発送のない日はジムで筋トレをしていました。
当時のメンターから「転売ビジネスは筋トレと同じ、コツコツやることで成果が出てくる」と言われていたので貴重な昼休みにジムに行って筋トレをしていました。
睡眠不足が原因でパワーも出せず、欠伸が止まらずに涙を流しながら筋トレをしていたので不審者以外の何者でもありません。
ここに限っては反面教師です。体が資本です。ご注意ください。
転売ビジネスの販路で意識したこと
主戦場となる販路
当時も今も主となる販路はAmazon(FBAサービス利用)です。
副業で時間も無かった僕にとってはこのサービスは最適で、その判断は今でも間違ってなかったなと思っております。
ライバルの多さやアカウント削除の危険、それに引当金といったネガティブな要素もよく聞きますが、Amazonにはそれを補って余りあるメリットがあります。
今でこそヤフショなどにも販路を展開しておりますが、月収100万円くらいまではAmazonのみの販路で問題なくいけます。
可能な限り不良在庫のリスクを減らす
ただ、クレームやライバルセラーの増加による不良在庫を極力無くすためにも当時からメルカリやヤフオクといった販路も活用はしていました。
同一の商品を複数仕入れる際には不良在庫のリスクが高まりますので、フリマアプリでも売れている商品かどうかを確認してから仕入れます。
こうすることでAmazonで販売できなくなった商品でも捌くことができます。
決してAmazonだけに固執してはいなかったことも稼ぐことができた要因だと思います。
参考:電脳せどりの初心者がまず注意すべきこと│モノレートだけ見れればOK
転売ビジネスの仕入れで意識したこと
利益率に拘りすぎない
初心者の頃に「利益の出る商品が見つからない」という悩みの裏には「利益率に拘りすぎている」という現象がよく見受けられます。
僕は資金回収日までに売り切れるものであれば利益率5%以下でも普通に仕入れていました。
今稼いでいるセラーさんも普通に全員この道を通ってきているので余り気にしすぎない方が良いですね。赤字だって別にいいんです。赤字は決して失敗ではありませんから。
なぜかと言いますと、販売経験を積むということは「世の中に需要がある」ということを知れるからです。
赤字でも販売経験があれば後(のち)に利益の出る価格で仕入れられるかもしれません。販売経験がなければこの可能性すらを捨ててしまっているということです。
よく物事で大きな成果が出る時に「点と点が繋がり線になる」感覚がありますが、初心者時代に点を増やしておかなければ線は決して生まれることはありません。
高利益率と高回転率のバランス
売れるまで時間はかかるけど利益率が高いもの、すぐ売れるけど利益率の低いものをバランスよく販売していったことも成果が出た理由として挙げられます。
初心者時代も今も資金ショートを起こさないことを強く意識しています。
その為には「利益を追求する為の商材」と「資金を回す為の商材」を分けて考える必要があります。
これは前職の商社でも一緒でしたし、世の中の企業は必ず行なっている戦略でもあります。
家族を考慮したジャンル選定
プチノウハウ的なものになりますが仕入れた商品が家に届くにあたって、独身の方ならいいのですが、家族がいる方はジャンルを少しだけ気にした方が良いかもしれません。
僕は奥さんがいたのでなるべく「小型」の商品を仕入れるように意識した結果、コスメというジャンルに重きを置くようになりました。
コスメであれば商品が届く時のストレスも少ないですし、届いてからの奥さんの反応も悪くありませんでした。たまについてくるサンプルは奥さんに問答無用で献上。
あとは20代の健全な男子だったので女の子と話せるネタになるかも…!と裏の感情もあったりなかったり(笑)
参考:副業の転売って仕入れはどうするの?月50万円を稼ぎ続けた秘訣
転売ビジネスの利益の確保の為に意識したこと
ライバルの状況を推測する
Amazonは相乗り出品なのでどうしてもライバルは増えます。
その際に常に最安値で置いておけるほど仕入れに自信があればいいのですが、そうでない時の方が多いです。
ライバルが複数いる時は余り使えませんが、ライバルが少数の場合はその時点でライバルが所持している在庫数と月間販売個数を比べて価格を決定します。
最安値でライバルの在庫が売り切れになってから高めの利益率で販売をしていく。
資金回収日に間に合う範囲でこうした販売戦略を行なっていくことも重要です。
どれだけお得意様になれるか
仕入れの際に意識したことでもあるのですが、転売ビジネスと言いますか物販ビジネスではどれだけ仕入先にとってのお得意様になれるかが重要です。
今後の仕入れの為に利益率の低い商品を大量に購入してみたこともありました。
ただいきなり「安くしてください!」と言っても仕入先からしたらただの迷惑な客です。
お客様は神様精神を捨ててビジネスという意識を持っていきましょう。自分にも相手にもメリットのある取引を提案するのがビジネスです。
転売ビジネスを行うにあたって資金力の無い状態で意識したこと
クレジットカードを大量に作成しておく
資金が少ない状態でのクレジットカードはとても強力な武器です。
独立した今お伝えしたいのは「初回の利用限度額が低くてもカードは大量に作成しておけ」ということです。
サラリーマン経験が長い方なら作成したばかりのカードでも限度額が100万円を超えていたりしますが、社会的信用の低い20代前半だと初回の限度額は20〜30万円というのがザラです。
ただ、限度額は利用実績に応じて割とすぐに増枠するので根気よく月に2枚程度のペースで作成していきましょう。
僕も7〜8枚のクレカを所持していますが、開始1年ほどで全てのカードが100〜200万円まで限度額が増枠しています。
売上入金日までに売り切れると確信のある物だけを仕入れる
少し販売実績を積んでくると自分なりの推測で商品を仕入れてしまうことがあります。これはNGです。
Amazon販売において、信じれるものは自分の直感ではなくモノレートだけです。
生きていくうえで自分の直感を信じた方が良い場面も少なからずありますが、確固たる指標がある場合はそれに準じておきましょう。
ワンピースでもエターナルポースに従って航海をしますからね。
参考:クレジットカードを複数枚所持すると信用残高が落ちるのか?
調子に乗って売上金に手をつけない
クレジットカードを利用した転売ビジネスでは計算上で利益が出ていても、手元に残るお金が少ないという感覚に陥ります。
入金と引き落とし日の関係なのですが、特に開始初月〜半年くらいは売上金になるべく手をつけないことを意識していました。
調子なんて後でいくらでも乗れる。僕はこう思って利益が出てきてもなるべく複利の意識を持って回していました。
ただ、ビジネスビジネスビジネスとなると頭がおかしくなるので、適度に頑張ったご褒美は自分や大切な人へ与えましょう。
僕も奥さんにはヒールをあげたり、自分には高級スーツを買っていたりしました。普段のコンビニなどで値段を気にしないだけでも大分精神は安定します。
副業で転売ビジネスに取り組む際のマインドセットで意識したこと
意識の変換とエネルギー配分
副業で取り組む際に最も難しかったのが今までのノウハウ的な部分よりもこのマインド的な部分です。
今まで本業で精一杯だったにも関わらず、更に新しいことを始めるというのは非常にエネルギーを使うものです。
特に初心者の時に意識して頂きたいのは「本業を副業へ、副業を本業へ」の意識の変換です。そしてそれに伴うエネルギー配分です。
副業だとしても新たにビジネスを行なっていくので実質は「経営者」です。片手間でやろうとするとうまくいきません。
昼間はサラリーマン、夜は経営者。
この二面性を持っていくことであなたの魅力も少なく見積もって3倍にはなります。ロジックは皆無でも都合よく物事を考えていきましょう。
家族との時間配分
僕は副業で転売ビジネスに取り組んだ頃は新婚ホヤホヤだったので、この家族との時間配分にもかなり苦労しました。
一緒に寝るはずの時間を副業タイムに充てていたので、奥さんに寂しい思いをさせてしまった夜数え切れません。
でも前に進むしかない。数年後に絶対楽をさせてあげる。その思いだけで乗り切りました。
こんな経験があるので奥さんに頭は全く上がりません。
でもこれでいいと思うんですよね。そもそも男は女性がいないと何もできないというのが僕の持論ですから。
自分の人生は自分のものであるという信念
サラリーマンとして働いていれば安定した生活が待っていたかもしれない。
サラリーマンとして働いていれば奥さんに悲しい思いをさせることはなかったかもしれない。
それでも僕がこの道を選んだのは「自分の人生は自分のものである」という信念があったからでした。正確には社会人になったことで芽生えた思いですが。
人一倍周囲の顔色や親の機嫌を伺って生きていた僕だからこそ「自分で選んでいける人生」に対して強い憧れがあったのかもしれません。
バイナリーで大損こいた時も、転売ビジネスに取り組んで赤字が出た時も、この想いだけで乗り越えられたような気がします。
まとめ:転売ビジネスで結果を出すまでを振り返って
こうしてバイナリーで致命傷からの転売ビジネスで結果を出すまでを振り返ってみて、一番に思うのは「人生が変わるのはあっという間」ということです。
150万円を消し飛ばしてから半年後には副業月収50万円を達成して、その半年後には独立を決意。
間違いなく今までの人生で最も濃い1年間でした。
僕は背水の陣すぎて心も体も疲弊することも多かったですが、自分なりの最短距離で駆け抜けることは非常に重要だとも感じています。
決意や信念といった感情は「生もの」に近く、鮮度が存在します。
その当時は本気で「この会社を辞めて自由になってやる!」と思っていても、行動しない期間が数ヶ月あるといつの間にかその牙は抜かれ大人しくなってしまっていたり。昔の僕のことですが(笑)
思い立ったが吉日ではありませんが、本気の感情に対してはすぐに向き合ってあげましょう。それが24歳で副業〜独立を経験した僕からの最後のアドバイスとなります。
以下のプロフィールではもう少し踏み込んだ僕自身のお話もしていますので、ご興味が湧いた方はぜひご覧ください。