高校生、若しくは大学生を経て社会人となる。
気持ちは少年だったあの頃と何も変わってなんかいないのに、会社で働き始めると社会人というカテゴリーに入る。
今までは全く気にならなかったけれど、会社の同期や学生時代の友人の貯金額が気になる。そしてその貯金額が人より少ないとヘコみ、多いと少し嬉しい。
あるあるですよね。
でも、今回の記事では「社会人1年目は貯金なんて気にしなくていい」ということをお伝えしていきます。
その理由も併せてお伝えしますので、少しだけ先を行く僕からのアドバイスに耳を傾けてもらえると嬉しいです。
社会人1年目で100万円貯めたらトップ層
まずは、気にしなくていいと言っておきながら少し金額のお話をします(笑)
指標だけはお伝えしておこうかな、と。
社会人1年目で貯金が100万円貯まったらかなりのトップ層です。
でもこの貯金額が100万円を超えたからすごいという訳でもないですし、下回っているからダメとかそんなことは全くありません。
ただの指標ですので。あるならあるでいいし、ないならないで軽く考えていきましょう!
社会人1年目は貯金なんて気にしなくていい
上記で「社会人1年目で貯金が100万円あったら上々」というお話をしましたが、社会人1年目で貯金額なんて気にしなくて大丈夫です。
と言いますか、社会人2年目だろうが3年目だろうが貯金額なんて気にしなくて大丈夫なんですよね。
それは何故かと言うと「人生がつまらなくなるから」です。
当時の僕がまさにそうだったのですが、社会人1年目から貯金額ばかりを気にしていると「節約」が生活の大前提になってしまいます。
そうなると全てを「お金基準」で考えてしまって、人の気持ちも分からないすごく嫌な奴になってしまうんですよね。
たかが数十万や数百万の為だけに、友達が減ったり、大切な人に見放されてしまうなんてバカらしくないですか?
僕はまさにそんな状態に陥り、社会人1年目の時に気合いで150万円を貯めましたが、結果的に全てを失い、何も残りませんでした。
皆さんにはそんな愚かな真似はしてほしくないんです。
人生の基盤となる1年で節約なんてナンセンス
社会人1年目というのは、今までもらったことのない大きな金額を給与で頂くようになります。つまり、お金に対する価値観や考え方がすごく変化する1年なんですよね。
その基盤となる最初の1年で「節約・貯金」ばかりを考えてしまうと、どうなるでしょうか?
僕たちが一生をかけて稼ぐ「生涯賃金」という概念に対して、自然と引き算しかできないと思い込んでしまうんですよね。
サラリーマンの生涯賃金は2億円くらいと言われていますが、これを盲目的に信じてしまってはいけません。
「僕たちが稼ぐことのできる金額=可能性」が最初から決められているなんて嫌じゃないですか?
節約とか貯金は攻守で言ったら守備です。守備だけが強くても試合には勝てません。攻撃は最大の防御と言うように、高めるべきは攻撃力なんですよね。
好きなアーティストのライブだって行きたいし、好きなブランドの服や時計だって買いたい。
好きなあの子にプレゼントもあげたいし、家族ができたら充分な教育も受けさせてやりたい。
色々やりたいこともあると思います。
僕たちは最低限の生活をする為だけに生まれてきたわけではありませんし、貯金ばかりを気にしていると、こうした希望すら持てなくなってしまいます。これが一番良くない。
収入に足し算の選択肢を持つ
僕は副業を通して、生涯賃金に対して足し算や掛け算ができるということを知りました。
今までは生涯賃金というものが決められていて、僕たちはその賃金を超えることができないと思い込んでいました。
だから節約をして貯金をするし、生涯賃金に対して引き算とかマイナスの計算しかできずにいました。
でも「プラスという記号を使ってもいいんだ」と知った時はすごく衝撃でした。投資とかその辺りを覚えれば「+(プラス)」だけでなく、「×(かける)」も使えますからね。
減算だけだった世界から一転、加算も乗算も使っていい世界へ。選択肢が異常に増えました。
皆さんにも大切な人がいますよね。そして自分も大切ですよね。
であれば、僕たちがやるべきことは貯金ではなくて、「自分と大切な人の両方を幸せにする」為に尽力することではないでしょうか。
僕のようにビジネススキルへの投資をする為に副業をしてみたり、何でもいいのですが長期的に見た時に役に立つお金の使い方をしましょう。
少ない数字に何を掛けても大きな数字にはなりませんので、ぜひ自分という人間のスキルアップに使ってみるといいと思います。
例えば、年収300万円のAさんとBさんがいたとしましょう。この2人を自己投資をする場合としない場合に分けて数年後の貯金額を比較してみます。
Aさんは全く自己投資をせずに貯金するタイプで、初年度から貯金が毎年30万円できる。
Bさんは初年度の貯金は全て自己投資に回すので、初年度は貯金ゼロだが、来年から年収1000万円になるので貯金が毎年300万円できる。

この2人の8年後の貯金額を見てみると、Bさんは1年我慢をしただけで、Aさんに6倍もの差をつけることができるんですよね。これが自己投資の可能性です。
ポケモンでもそうですよね。レベルが低かったらレベルの強い相手には敵いません。でも、自分のレベルを上げれば強い相手にも勝てるし、もらえる経験値も多くなる。
バッジをたくさん持っていればポケモンも言うことを聞いてくれます。
基礎能力やレベルが上がるということは、それだけで選択肢が増えるということなのです。
自分を強くする感覚を持ってお金を使っていってください。
とは言っても全てを自己投資に使うのは難しいので、できる限りというレベルで最初は大丈夫です。たまにはパーッと使ってください。
気の合う友人と朝まで飲み明かしたり、彼女とのデートに使ったり。
ただ、貯金が全てだと思い込んで「節約節約節約」という思考だけにはなってほしくないんです。
せっかく社会人になったのですから、貯金なんてケチくさいことは考えずに、楽しいことや自己投資にお金を使っていきましょう。
自分に投資するのが怖いと思う方もいるかもしれませんが、ワケの分からない株式などに投資するよりも遥かに安全で期待値も高いですからね。
ぜひ、自分だけは信じてやりましょう!
